デジタルアートはWeb上でのみ展開されるため、キャンバスに描かれた絵画のように実際に手に取ることはできません。しかしその芸術的価値は高く評価される傾向にあり、魅力的な作品は高値で売買されています。
1. デジタルアートを作成する
使用ツールは、好きなものを使って構いません。スマホでサクッと作成したい人は「lbis Paint X」などのアプリを使うと便利です。
また見映えや質にこだわりたい人は、Photoshop やIllustrator でハイクオリティな作品を作成してもよいでしょう。スキルに自信のない人は、クラウドソーシングサイトやスキルマッチサイトなどで外注するのも1つの方法です。
デジタルアートを作成するときの注意点は、「完全オリジナルであること」。インターネットから、適当なイラストなどを拾ってくるのは厳禁です。。
2. 仮想通貨取引所に口座を作る
デジタルアートを作成したら、仮想通貨取引所に口座を作りましょう。デジタルアートの販売には「ガス代」と呼ばれる手数料がかかります。仮想通貨取引所で、必要な通貨を購入しなければなりません。
取引所での口座開設には、マイナンバーカードや運転免許証・健康保険証といった本人確認できるものが必要です。手続きが完了すれば、すぐに口座を利用できます。
なおデジタルアート売買用に仮想通貨を購入するなら、仮想通貨は「イーサリアム」を選択しましょう。取引量が多く、デジタルアート売買では定番の通貨です。
3. ウォレットを作成する
ウォレットとは、オンライン上に設置できる自分だけの「仮想通貨用の財布」です。取引所の口座とは別もので、デジタルアート売買に必要な仮想通貨の自分自身で管理できます。イーサリアムを使うことの多いデジタルアート売買では、「MetaMask」でウォレットを作成するとスムーズです。
MetaMaskは、Google Chromeのアドオンに設定されています。Chromeユーザーは、ブラウザに拡張機能を追加するとすぐにウォレットを利用可能です。
ウォレットを作成したら、仮想通貨取引所でイーサリアムを購入しましょう。購入したイーサリアムをウォレットに出金すれば、デジタルアート取引が可能となります。
4. マーケットプレイスにアカウントを作成する
仮想通貨の準備ができたら、Open Seaのアカウントを作成します。個人情報の入力のほか、ウォレットとアカウントの連携も必要です。
登録が完了すると、指定したメールアドレスに認証メールが送信されます。メールから再度Open Seaにアクセスして認証を行えば、手続きは完了です。
5. コレクションを作成しコンテンツを保管する
Open Sea でデジタルアートを販売するときは、「My Collections」を作成しなければなりません。トップページ「My Collections」をクリックし、必要な情報を入力したり、ロイヤリティと販売通貨の設定を行ったりしましょう。
「My Collections」は、Open Sea上の自分のお店のようなものです。My Collectionsにデジタルアートを保管することで、他のユーザーに販売できるようになります。
6. 出品する
「My Collections」に保管したデジタルアートを販売するときは、販売方法を決定します。Open Seaには3種類の販売方法がありますが、初心者は最初に販売価格を登録する「Set Price」が分かりやすいでしょう。販売方法決定後、「Post Your Listing」というボタンをクリックすれば出品完了です。
これまでは出品初回のみガス代がかかっていましたが、イーサリアムならガス代はいりません。ただし購入オファーを承諾する際に、ガス代が発生します。